出発

ETC1000円が使える最終日ということで出かけてみた。 ETC的には東北がお得なのだが天候的に長野方面へ。
少し距離があるので家では風呂に入らずさっさと出発。 出来れば途中で富貴の湯あたりに入っていきたいがどうだろう…
空は白んでいる。



高速道路は車が多く、基地外車の割り込みに何度か危険を感じる。
SA駒寄にて食事。まいたけそば650円。しかしあまりきのこは入っていない。 そのかわり蕎麦は多めに入っている。味は普通。
天候はだいぶ回復してきた感じ。


湧水



駐車場に6台ほど車が止まっている。 有名なのだろうか? 中にはポリタンクを台車に積んで 持っていく人もいる。地元の人なのだろう。
地図にはロックフィルダムの跡が見れると書いてあるが…これだろうか?




水は普通に小川から汲む。 みんなぶくぶく汲んでいる。
日本人には放射能などお構いなしだ。 小生も汲む。


野反湖



天気が大幅に悪化。 夕立のような雨の中、込みがちな国道をいく。
今日は草津で風呂に入って終りにしようかと思ったが、 時間的にかなり空くため、少し離れた野反湖へ。
道中はかなりのワインディング、頑張って登ると霧に包まれた湖が見えてきた。
湖沿いは周遊道路になっているが霧で良く見えない。




天候のせいでほとんど人がいない。 そして湖面の手前まで降りてきた霧…美しい。 感動の景色である。傘をさしながら遊歩道をゆっくり歩き、 囲まれた山を霧で隠した湖を眺める。
こんな天候でも、こんな天候だからこんな景色に出会える。旅の醍醐味を 感じた。




遊歩道の熊笹と点在する白樺が霧になじんで美しい。
静かであること、人がいないことがこれほど心地良い。 苦労して来て正解だった。
ぐっと気温が下がって16度。風呂に入ったあとだったら、このまま夕方まで過ごしここで寝てしまいたい。




第一展望台からの全景。湖の奥…北端にも展望台はあるが、完全に霧に包まれていて何も見えなかった。
自販機で温かいココアを買い、雨音を聞きながら佇む。これぞ旅。俺の旅。

写真では霧の美しさが全く伝わらないのが残念…


西の河原温泉



寝るために草津・西の河原温泉へ。 カーナビに従っていくとゴミゴミした温泉街へ。そして 「車両進入禁止」の標識。
地図とにらめっこしても道はあっている。何度かぐるぐる回るうちに 「駐車場はないから他に留めて歩いて来い」みたいなことが書いてある 標識を見つける。有料駐車場に止めるしかないのかと思いきや、天狗山駐車場という 大型無料駐車場があったのでそこへ止めて歩いていく。
西の河原温泉までは600bぐらい歩く。途中に土の道があるため、 雨の日は足元が汚れる。で到着。

500円 外湯のみ 透明無臭泉。午後8時まで。
巨大な露天風呂があり、それ以外何も無い。洗い場さえないため スキンヘッドをそれなくて困る。
湯は熱く、特殊な色をしているわけではないので無理に来る必要はないかも…  星を見ながら浸かるには良いかもしれないが、閉まるのが8時だから冬場に来ないと 星は見れないね・・・

天狗山Pは車中泊のメッカ。老夫婦が折りたたみ椅子をだしてくつろいでいる。 金持ちキャンピングカーからはテレビの明かりが漏れ、 リア充軍団は車5台ぐらいでかこって馬鹿騒ぎをしている。
いい年をして軽自動車の中、窮屈に眠りにつくハゲおっさんとはずいぶん違う。 車中泊ってああいう連中が主流なのかな。もはや貧乏人御用達の物ではないんだな。 そんなことを考えながら、至福のひとりの時間を過ごした。



二日目

6:10起床。よく眠れた。
寝る前に体をきっちり冷やし、車のドアを開け換気しまくるとよく眠れる。
夏でも冬でもこれはやるべき。
車内を片付けて早速湯畑へ。

草津 湯畑



西の河原公園。 見ての通り、温泉が川になって流れる。
6時過ぎにもかかわらず結構人が歩いている。
休日+有名所の効果か。




ところどころに湯だまりがあり、 いつでも足湯に使える。
底は緑に色づいている。 ぼんやり時間をつぶすには良いところかもしれない。




温泉街へ突入。
溝から湯けむりが…

朝っぱらから商売しているおみやげ屋のオッサンにまんじゅうをもらう。 味は普通。




湯畑に到着。ここも当然人だらけ。
かなりの湯量だ。昔はこの木枠に入っているお湯をくんで、 将軍様やらに届けたらしい。


湯釜



白根山は有料駐車場だが、時間が早いせいか管理人おらず。
ここからは白根山、湯釜、吉野平への道が通じているがまずは湯釜へ。

変な色の火山湖? ドロドロしてそう。硫黄臭い。当然木など生えてない。


白根山



次は白根山へ。まず手前の間の峰、30分ほどで登れるが、 景観は良くない。たんぽぽが咲き誇っていた。
雲が厚く景観は期待できなそうだ。




間の峰を降りて白根山へ向かう。 直接行けば早いが、せっかくなので池廻りコースを選んだ。
道中紫の綺麗な花があり、イワシャジンというらしい。 高地にしか生えないということで喜んで写真を撮っていたおばちゃんに教えられる。

池はよく見ると底面に砂の模様が見える…それだけ。




登り始めから1時間ちょっとで頂上へ。釜状になっている。
ご覧の通りガスで展望はなし。
これぞ骨折り損のくたびれ儲け。無駄を自覚するととても疲れる。




釜が湖になっていれば良いんだがね…
山を降りると、ガイド付きでこれから登るであろう学生軍団にぶち当たる。
ガイドの説明によると、山肌の白くなっている木は種類が違うのでも病気でも なく寿命でああなっているそうだ。




駐車場の近くにある弓池。




散歩できるようになっていて、一部湿原のようになっている。
大した所ではないが湯釜に来たのならついでに見ておこう。


芳野平



登山でむちゃくちゃ腹がへったのでとりあえず飯。
笹うどん700円を食す。量がとても少ない。味は普通。そして緑。




霧荒ぶ吉野平への道。
硫黄臭が絶えない。 その地質のせいで植生が育たつ、背の低い下草と 針葉樹が点在するのみ。
地獄のような景色を1時間ほど延々と下る。




吉野平湿原到着。
普通の湿原…としかいいようがない。珍しい植物も見当たらず、 大きくもない。




ここまで歩く人は少ないので休日にもかかわらず静かなものである。
ここからさらに大平湿原へいけるがくたびれたので引き返す。




帰り道は登りになる。
あたりから硫黄が吹き出している。
まさに地獄。
一酸化炭素が吹き出していて危ないから立ち止まるなと標識がある。 でも登りが続くし疲れるから立ち止まっちゃうよね。




もどってきて12時過ぎ。 午前中はめいいっぱい歩いた。また腹がへったので食事。
きのこ汁400円。名前に反してきのこは殆ど入っておらずスイトンばかり。 すごく損した気分。
このレストハウスは 全体的にボッタクリ過ぎ。さすが有名所の草津だ。

駐車場をでたところでヒッチハイカーの群れが「志賀高原まで乗せていって」 とボードを持っていた。 おそらく大学生。そしてご丁寧に2人1組のカップルになっている。 誰が載せるんだよこれ・・・

定年して年金で旅行している心の広いジジババにでも乗せてもらいな!


志賀高原



四十八池へのアクセスはリフトも利用できるが、歩いていく。
リフト頂上までは15分といったところ。 ここから遊歩道をあるくと、道中に小さな湿原・沼をみながら20分ほどで四十八池湿原につくのだが、 Mt.志賀に挑戦することにする。志賀山の道中は作詞の雨でドロドロにぬかるんで歩きにくい上に急登が 続く。




約40分で登頂。御覧の通り恐ろしく景観が悪い。
もう二度とこない。ちなみに少し歩けば後志賀山ってのもあるが行く気もない。 そしてこの山にはもう二度と登らない。
志賀高原というくらいだから、高原として楽しむべきところだと悟った。




Mt.志賀から降りてきたところ。
この鳥居に騙されて登り始めると…えらい目に合うわけですね。




四十八池は思ったより小さな湿原だった。 そして驚くことにまだ水芭蕉が残っていた。
ここも虫の鳴き声がスゴイ。




名前の通り池塘が多い。
水面に青空が映れば綺麗なんだけどな。
全体としては無理に来る必要はない湿原であろう。

ちなみにこの奥に大正池という池があるらしいが、足がくたびれたので回避。 山に登らず池を見てくれば良かった。


噴泉



幹線沿い。かなり豪快に吹いてる。
調度良い一休みスポット。


信州大学自然研究路



今日は一日中歩いて足が痛いのに、まだ歩く。 夕方なのにまだ歩く。自然研究路は 小さな湿原と池がいくつも点在。散歩には調度良いが、 途中で国道を横切るのと、一部アップダウンがあるのが難。 くたびれた小生の足を苦しめる。




田の原湿原まで15分ほどで到着。
ワタスゲで有名ということだが、 残念ながら満開までは遠い。




しかしこの湿原、 バックに熊笹、白樺の森を抱え、その後ろに山が鎮座するという なかなかのロケーション。
幹線道路から近いため、ここで夕日を見たり することも可能だろう。次は晴れた日に訪れたい。


駅温泉



志賀高原を西に下り温泉へ。
カーナビがバカで苦労したが、駅に隣接という立地柄か 駐車場もいっぱいで止めにくいところしかなく最後まで苦労した。
内湯1外湯1 300円 透明無臭




風呂は立地柄狭いのだが、横長につくってあり人数が入れるように工夫してある。 非常に正しい。
休憩室からはホームが見える。どうやら電車マニア御用達の風呂のようである。


道の駅

今日は道の駅で睡眠。最後の晩餐ということで、 セブンイレブンのコンビニ弁当で贅沢する。 ついでに1gヨーグルトもガブ飲み。 このヨーグルト、セブンオリジナル商品とかで170円ぐらいだった。安い。
幹線道路なだけあって珍走族が一度きたが、コンビニによっただけだった。 チンピラ軍団ならチンピラらしくコンビニでヒャッハーすればいいのに…カスだな。 小生は珍走族が嫌いである。DQNだからというよりも群れているからだ。 まさにクソガキ軍団。クソガキをクソガキとして扱わないから のさばることになる。


















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